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追い詰められた枝先で
黙り込んだまま
幾つかの季節を
背中を丸めて受け流した
独り言を蹴飛ばして歩いた冬と
味のない言葉を噛み続けた春と
溶けた爪先で帰ろうとした夏を越えて
束の間の安堵の秋にぶら下がる
他人に作ってもらった
自分らしさも捨てきれずに
振り上げたプライドの杖の
置き所も見つからずに
ゆうらりと熟れていくふりをしながら
薄れない灰汁は内側を巡る
許すことと諦めることの
区別もつかないまま
追い詰められた枝先で
黙り込んだまま
幾つかの季節を
背中を丸めて受け流した
独り言を蹴飛ばして歩いた冬と
味のない言葉を噛み続けた春と
溶けた爪先で帰ろうとした夏を越えて
束の間の安堵の秋にぶら下がる
他人に作ってもらった
自分らしさも捨てきれずに
振り上げたプライドの杖の
置き所も見つからずに
ゆうらりと熟れていくふりをしながら
薄れない灰汁は内側を巡る
許すことと諦めることの
区別もつかないまま
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コメント
色んな箇所がくすぐられるような、そんな感覚が沸き立つよう。ふつふつしてくるような。もぞもぞします。
@ぺけねこ さん
>コメントありがとうございます
感想をいただいていたのに見落としていたようです。すみません。
かなり個人的な作品なので、たぶんもぞもぞするのだと思います。
いつも情景と五感をリンクさせながら書いているので
「くすぐられる」は最高の誉め言葉です。感謝します。