グレングールドの清潔感
やたらと群れたがる埃臭い関係は、汚らしい私の文章に似ている
品位がなく、やたらと同調を求める
油まみれの泥まみれ
それを照れながら正視している自分がどこかにいる
グールドは、距離感を大事にしていたと思う
彼は鳥の視点を持ち、高い空から、ピアノを弾く自分と聴衆を見下ろしていた
それは正に神の視点だった
キチンとしたスーツを着て、ワイルドにプレイを決める
彼は唸り、吠えるが、それは録音からカットされている
リッチマンの持つ嫌味 お洒落な身のこなし
それとも違う
彼こそはパンクアーティスト 捻くれ者
同じであることを嫌う
嫌われていることを面白がれる人は少ない
私はどこまで嫌われれば自分を嫌いになれるのか、自分を実験してみたい
リサーチマンとしての私のデーモンは、自分を犠牲にしてまでも、デッドゾーンギリギリまで
ハードにロックして、ヘヴィに掘り下げ、そいつを宇宙の秘密警察にまで届けたいのだ
私はグールドとは違う そしてそのことはきっと間違いなく、いいことだ
あなたと私は違う あなたと私が一緒だったら、共にいる意味がない
いつも言っているだろう? イエスイズアンサー
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