数学へのアンチテーゼ
数えることは馬鹿らしい
ひとつふたつみっつ
一番目二番目三番目
言わねばならぬことは
あるかないか
それがどういうふうにあるか
たとえば空 そのぬけるような広い青
たとえば星 そのまたたくさま
あなたのこころの傷の深さ
海水の濃度と涙の濃度とその絶対量
あなたを好きな人とあなたが好きな人
その関係の重さ
僕の質問に何ひとつ答えられないのが数学
出てもそれらは非常に無機質で無益な夢
だから僕は書き続けねばならんのだし
答えていこうとせねばならんのだ
数えることは馬鹿らしい
ひとつふたつみっつ
一番目二番目三番目
言わねばならぬことは
あるかないか
それがどういうふうにあるか
たとえば空 そのぬけるような広い青
たとえば星 そのまたたくさま
あなたのこころの傷の深さ
海水の濃度と涙の濃度とその絶対量
あなたを好きな人とあなたが好きな人
その関係の重さ
僕の質問に何ひとつ答えられないのが数学
出てもそれらは非常に無機質で無益な夢
だから僕は書き続けねばならんのだし
答えていこうとせねばならんのだ
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コメント
その決意が美しいと思いました。
答えを突き詰めることをやめられない私達は
厄介で幸せな病気に冒されているのかもしれません。
@nonya
さん、コメントありがとうございます。
決意したような詩を書いてから随分と月日は流れましたが、この「厄介で幸せな病気」は不治の病かも知れませんね。