数学へのアンチテーゼ

数えることは馬鹿らしい
ひとつふたつみっつ
一番目二番目三番目

言わねばならぬことは
あるかないか
それがどういうふうにあるか

たとえば空 そのぬけるような広い青
たとえば星 そのまたたくさま
あなたのこころの傷の深さ
海水の濃度と涙の濃度とその絶対量
あなたを好きな人とあなたが好きな人
その関係の重さ

僕の質問に何ひとつ答えられないのが数学
出てもそれらは非常に無機質で無益な夢
だから僕は書き続けねばならんのだし
答えていこうとせねばならんのだ

投稿者

千葉県

コメント

  1. その決意が美しいと思いました。
    答えを突き詰めることをやめられない私達は
    厄介で幸せな病気に冒されているのかもしれません。

  2. @nonya
    さん、コメントありがとうございます。
    決意したような詩を書いてから随分と月日は流れましたが、この「厄介で幸せな病気」は不治の病かも知れませんね。

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