045
言葉を探しあぐねた夕暮れ
ビルの背後に滲んだその色に
思わず足を止める
痛くて 温かくて
懐かしくて 塩辛くて
哀しくて 安堵して
語りたくて 黙りたくて
私はまだ
その色に名前をつけては
いけないのかもしれない
言葉を探しあぐねた夕暮れ
ビルの背後に滲んだその色に
思わず足を止める
痛くて 温かくて
懐かしくて 塩辛くて
哀しくて 安堵して
語りたくて 黙りたくて
私はまだ
その色に名前をつけては
いけないのかもしれない
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