遊びの代償
耳鼻咽喉科のクリニック
保育士のお姉さんに連れられて来た
男の子
その後ろから
ドアを開けて入って来る
若い母親
受付済ませた保育士が事情を説明する
二人揃って
私の手前に座る長椅子のボクを見下ろし
その目に
四歳ぐらいだろうか
ふいと 縮まる細い首は小亀の様
「あんた、何してんの!」
黙って居る 肩落とす背中へ追いうちかける
母親の口調
私の目は床に落ちる
ギュッと唇噛みしめて
ボクの鼻の両穴には取れなくなったドングリ
耳鼻咽喉科のクリニック
保育士のお姉さんに連れられて来た
男の子
その後ろから
ドアを開けて入って来る
若い母親
受付済ませた保育士が事情を説明する
二人揃って
私の手前に座る長椅子のボクを見下ろし
その目に
四歳ぐらいだろうか
ふいと 縮まる細い首は小亀の様
「あんた、何してんの!」
黙って居る 肩落とす背中へ追いうちかける
母親の口調
私の目は床に落ちる
ギュッと唇噛みしめて
ボクの鼻の両穴には取れなくなったドングリ
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コメント
何かとても悪いことが起きたのだろうかと男の子の身を案じながら読み進めると、最後で、ほっと笑いが込み上げて、温かい気持ちになりました(^^) 終わりのオチへの持っていき方が素敵だなあと思いました。
@ayami
様へ
お読みいただきましてコメントを、どうもありがとうございます!嬉しいデス。
╰(*´︶`*)╯
「どんぐり拾いって、危ないねんで!」という保育士の友人の実話を基に、書きました〜。
「なんで?」って聞くと、やんちゃな男の子らが、ふざけて「入れたくなるみたいでさ、鼻の穴にぃ。」
ちょっとビックリしたのですが、可愛くて忘れられなかったのです。^ ^ ♪
もっと落語調で書けると、面白かったかなぁ…なんて脱稿してから思いました。
ayami様に楽しんでいただけて良かったです!♡ゞ