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朽ち果てていくものに
愛おしさを感じてしまう

心の底に根を張った下草が
さわさわとそよぎ始める

揺るぎないと信じていたものが
長い年月と雨と風と
数多の人の往来を経て
朽ち果てていく時

人は己の限りある命を
今更ながら
思い知るのだろうか

投稿者

東京都

コメント

  1. 思い知る、という詩行のなんてくるおしい響き。
    右下の体面カウンターのようなところからかつての賑わいを思ったりしました。
    とてもかっこよくてドキドキする写真です。

  2. @たちばなまこと さん
    >コメントありがとうございます
    この場所は代官山で、お店として現在も営業しています。
    洒落た店が多い中、いきなりこの光景に出くわすと
    やっぱり撮っちゃいますよね(笑)
    より雰囲気を出すためにフィルターをかけてみました。

  3. この詩は、共感いたしました。そうですね。長い年月とともに、ゆるやかに朽ち始めていく。梅雨の頃見る瑞々しい紫陽花も好きですが、秋の終わり頃、朽ちつつひっそりと咲き残っている紫陽花も好きです。…人も、そうかな。

  4. @長谷川 忍 さん
    >コメントありがとうございます
    春夏秋冬はまさに人の一生ですね。
    できるだけ長い秋を生き延びたいものです。
    実は、廃墟写真なるものはあまり好きではないのですが
    時々、路地裏の錆びたトタンなんかにホロリとしてしまいます。
    嫌ですよね(笑)

  5. はじめまして。

    私は失語症なので。

    話が分からない。文章がわからない・・・

    すごく良かったです。

    ありがとうございます。

    最近、私も見ました。

    確かに今更ですね。

    私は、頑張ろうって言ってます。

    アトム。

  6. @北杜アトム さん
    >コメントありがとうございます
    お褒めの言葉、感謝します。
    当り前のことはなかなか気づかないものですよね。
    まあ、気づきたくないものもあるのですが。。。。

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