私は鏡

健全な精神は、健全な肉体を好む。
頑強な精神は、頑強な肉体を好む。
弱き心は、弱き肉体を許す。
ありとあらゆる精神、心の海を泳ぎ、強靭になりたもうた知覚的世界は
ありとあらゆる肉体を好み、許し、愛す。
精神が肉体を求め、肉体が精神を求める。
それが、人間である。
もし、あなたが表現者であるならば、簡単に他人と手を握る人間であっては、ならない。
ありとあらゆる政治行為は、肉体的実践にある。
誇り高き表現者としてのプライドあれば、肉体的実践としての政治行為から、一線を引く人間を志したまえ。
私は鏡。決して壁の向こうから突き出ることなく、貴方たちを映し出す。
知覚的世界の健全は、ありとあらゆる人間の美を、この目この心に映し出す。
再生し、反復する。私は機械。
すべて芸術家は、心あるロボットに他ならぬ。
未熟者は、人の身体の一部への愛を語る。
しかし、その一部が成立するには、他のパーツがなければ、いけないじゃん。
すべてのパーツがあって、バランス感覚を保って、成立する。
その脆く儚い人間と人間社会。
ありとあらゆる調和とハーモニー。
不完全なる我が肉体よ。おお、これは神の意思。
いつかは私も鳥になり、空へと飛び立とう。
私が生きていた証。それは私が光と闇の世界で、同じ鏡としてのその言葉、その心に映し出されていたことに他ならぬ。
文字の中に私はいる。
死んだ後、私はその中に生き、反復し、再生されることで文化文明人の心に蘇るだろう。
しかし、生きている間、私が残るとしたら、視覚と聴覚。
光と闇が映し出す。サインとヒントの世界。
その世界で、いつでも貴方たちに逢えるだろう。

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