緑のガラス

バイパス道路のわき
散らばった
一月の
あついお昼時
キラキラと

細かく
こぼれて
すこし先まで
散っている

影にひたした

ちいさく
靴のうらで
雪のようにとけそうな
くだけそうなガラス
踏んでみたい
雪のように
ぎゅっ ぎゅっ 

なってほしい
その音を
きけない
さみしい
一月の

日の光
あたって
きらきらと
綺麗な

ガラスの粒

投稿者

コメント

  1. 緑のガラスは小さな希望、祈り、なのかな。
    手を切らないようにちり紙やハンケチでくるんでポッケに入れても、その希望や祈りを所有することはできない。
    キュッと鳴らせば、所有はできないけれどその微かな声は聞くことができるかもしれない。そしてそれは他の誰かのものではなく、自分自身の希望や祈りなのかもしれない。

  2. @たけだたもつ
    コメントありがとうございます。
    希望、祈りかはわからないですが、きれいなもの、というのは確かだと思います。

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