雪だるま

雪 降り積む公園

雪を かぞえてみた
一ひら一ひら
目まぐるしく数えた
疲れ果てて目をとじれば
全て 無にかえる

一足 歩み
立ち止まる
今の 足跡は 
もう雪に埋もれているだろうと
胸を熱くして

冬の空の愛の證し
冬の空の生命の溢れ
気紛れに 舞い上り舞い落ち
くちづけもさせず
その清らかな媚態に
地が とまどっている

冬の空の愛の證しが
私の存在を忘れさせる程に響き
やがて 一個の
ひとかたまりの雪となる私は
呼吸する事を止めてしまうだろう

 

投稿者

滋賀県

コメント

  1. 雪の降り積もる音が聞こえてきそうですね。
    雪の中にぽつんと佇む姿が美しくもあり哀しくもありました。

  2. @nonya
       様へ

     どうもありがとうございます!m(_ _)m コメントくださって嬉しいです。
     そうですね…この詩の哀しさを、感じていただけて書いてよかったと思いました。

  3. 冬の寂しさと侘しさを感じました。繊細な情景が眼に浮かびます。

  4. @レタス
       様へ

     お読みいただきまして、ご感想のコメントをくださり
    どうもありがとうございます!m(_ _)m
     とても嬉しく思い、感謝致します。^ ^

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