gluttony

ほんとうのことをいえば
わたしはいつでも
わたしが食べたいときに
あなたが作ってくれる
それを食べたいの
だけど
あなたがそれを
作ってくれないときには
ほかのものも食べる
かもしれない
それを作ってくれる
あなたのことを
たぶん愛しているし
それはあなたにしか
作ることができないけど
それ以外のものだって
もちろん食べられるし
おなかが減っていれば
あたりまえに食べるのです
でもわたしは
やっぱりそれがすき
あなたが作ってくれる
それが世界でいちばんすき
だからそれを
作ってくれるあなたがすき
いつもわたしを
おなかいっぱいにして
ほかのものなんて
食べたくなくなるぐらいに
ほかのものなんて
ぜんぶ忘れてしまうぐらいに