心感デッサン8
心感デッサン
2024.2.6
by frogmorton
” 詩人 死すとも 感性 死せず”
幾度 動脈を 捌いて
此の 身体から 放たれようと
行き先は どうであれ
私は 魂の緒を 絶ちきりたいと
柵を 捨て 服を 脱ぎ捨てる様に
そう嘆願し 泣きし 夜
(神様は、乗り切れない試練は与えないよ)
確かに そうだ
あの 真っ白に 輝く 深き 雪
懸命に ひとつ の 灯 を
必死で 追い求めた
死に顔が 無数に 散らばっている
此処が この世の 果てならば
わたくしは 今
我を忘れ 足を取られ
(ちょっと、待ってくれよ、お前など うじ以下だ 人間失格なのだよ)
解っている
わたくしというものは
重たい荷など 担えないのだ
大人という 子供なのだということ
欠陥品 なので
此の 真白な 雪に 腹を立てている
わたくしは
浮かばれぬ 幽霊の 明滅
光すら 片目を 失ったものは
全てを 不変的に 映す
ひとつ 疑問が あります
(わたくしは何のために生命を受けたのでしょうか…)
理解とは 前世の 罪の 刈取り
其にしては 酷い 仕打ちで
涙は 鼻水と 混じり
体内に 戻る
責めて下さい
わたくしを 責めて下さい
其が 唯一の 救いなのです
わたくしは 只
普通が 欲しいので
毎度 何10錠 も 薬を 飲み
救われるのは
時間 が 進む こと
過去に 去っていく 説
苦しいのは 今だけだ
そう 言い聞かせ
わたくしは
神をも 怨み
また、神をも 崇拝す
わたくしの名は
宮本 あゆみ です
コメント
ましろき雪に、わがなをしるす、されど、雪にしるす、わがなとは、そもなに。星は落ちて、ましろき雪に、このなをしるす、星は熱き、いまだに熱き。
@坂本達雄様へ
いつも御拝読本当に心より感謝致しますm(._.)mありがとうございますm(._.)m