酔いどれ船
帆布を揚げて
ヨーソロー!
船長は高らかに叫んだ
目指す宝の島は
オレの背中の地図に描かれている
酔えば赤く浮き出て航路を示す
ラム酒を飲み放題という条件で
航海に行く契約書を交わした
黄金などには興味が無くて
酒を飲めることが至福なのだ
波に揺られたラム酒は攪拌熟成されて
代えがたい美酒となる
船員は20名
ラム酒は200樽
おまけに生ハムが500本
5種のチーズが15t
堪らず涎が落ちそうになる
背中に彫ってくれた父に感謝感激!
呑んで 呑まれて また呑んで…
宝島んかどうでもよくて
長い航海になるといい
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