寒感

毎朝会うおじさん
中規模の病院の掃除の方だ
いつの頃か
挨拶するようにした

シュッとしていて
挨拶する声に覇気もある

多分彼は
病院の理事長なのだ
よくある
環境整備の掃除のおっさんが
社長パターンだ

そんな妄想を
ワーカホリックの脳に注いだ

雲が透明なダークグレーだ
ラーメン屋がイクイップのために
厨房から白い透明な湯気を吐いている

環七はもちろんまだまだ冬だ

寒感を見失いそうだったが
朝のバスが
増設されたレーンに滑り込んでいくのを
ゆっくりと眺めていた

投稿者

東京都

コメント

  1. 私はこういう
    情景を眺めているのを言葉にした詩が好きです、なぜか
    環七て、よく出てくる
    冬の単語は音も匂いもヒヤヒヤしてるから、いいですね

    顔見知り(文見知り?)の方がすごく減ってしまっていて、素通りばかりしてしまう自分が嫌になりつつ、他の方の詩も読もうと思います!

    私もまた詩を書きたい
    ナツさんいつもありがとうございます

  2. @イチカワナツコ
    おお、ナツコさん!
    必ず、書けますよ
    詩は、必ずあるから
    一緒に

  3. 挨拶って冷たい空気によく拡がるな、と思います。

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