朝の想い

遠くで暮らすことが
ぼくらにとって
良いことなのか
悪いことなのか
いまはまだわかりません

狂った時計を確かめても
約束の時間が決められません

古いカレンダーに印しを付けても
それは過去に追いやられ
消えていくのです

刻んだ文字列が刃のように襲い
誰かを深く傷つけてしまいます

臆病と言われても△は〇になりません
そして美しい数式にはならないのです

今朝はいつもより苦い珈琲を飲みました

投稿者

埼玉県

コメント

  1. 語り手によって秘匿された出来事。パーソナルで読み手はそこに近づくことはできないけれど、薄っすらと痛みのエッセンスが滲み出して、こちらに繋がろとする。
    私は良い詩だと思いました。

  2. @たけだたもつさん
    コメントを頂き有難うございます。
    返事がかなり遅くなり申し訳ありません。
    しばらく此処を留守にしていました。
    私的に決して届かないものがあるのです。
    今は昇華できたので悲哀は消えてなくなりました。

    重ねてお詫び申し上げます。

  3. @レタス
    留守にしていたのは別のサイトでした。
    私がうっかりしていたのです。

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