ネコヤナギ
上向けば、青空に梅
下向けば、土を背に焦茶の枝と白いわたわた 早春の証
ことしは春風が早いから、さくらも早いだろうねと言われている
巷間の影に白いわたわた
歩きはじめたみぃちゃんが見つめる先に、きっとある
触れられない女童は、雲のようだと思っているに違いない
触ると意外に芯があり、猫のしっぽのよう
猫のしっぽを触っては、引っかかれると思いだし
慌ててひっこめた手は所在なく
やなぎはいいかと出直して
撫でてみる
上向けば、青空に梅
下向けば、土を背に焦茶の枝と白いわたわた 早春の証
ことしは春風が早いから、さくらも早いだろうねと言われている
巷間の影に白いわたわた
歩きはじめたみぃちゃんが見つめる先に、きっとある
触れられない女童は、雲のようだと思っているに違いない
触ると意外に芯があり、猫のしっぽのよう
猫のしっぽを触っては、引っかかれると思いだし
慌ててひっこめた手は所在なく
やなぎはいいかと出直して
撫でてみる
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