りりかるな、なにか
強めのアルコールでブーストかけて
乗りこんだ夜のちぎれかけた端っこあたりで
キャラメルみたいにゆっくりと溶けて
水たまりに浮いたガソリンみたいに滲んでく
意味なんかなくてもキラキラ光ってるなにか
それを見つけたきみは
きっともう
ひとりで歩いていけるよ
これは
そういう歌の歌詞だから
深く考えなくていい
きみの名前を知りたくはないし
住んでるとことか仕事何してるとか
好きなバンドやお気に入りのブランド
そんなのどうでもいい
どうせお互い救いようのないろくでなしだから
今夜ぐらいは恋人同士みたいに
なんにも考えないで抱きしめあって
答えあわせしながら眠ろうか
もう一度言う
これは
そういう歌の歌詞だ
ソール・ライターの写真を見て
これ好きって言ったきみの横顔を忘れない
キャラメルみたいにゆっくりと溶けて
水たまりに浮いたガソリンみたいに滲んでく
意味なんかなくてもキラキラ光ってるなにか
きみはもう見つけることができたかい
これは
そういう歌の歌詞だ
メロディは誰も知らない
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