ロープウェイから見下ろす
色とりどりの木々の向こうに
群青色の海が見えた

港町の異国の香りは
なぜか私を懐かしく包む

街は生きている
歴史を乗り越えて
常に新しく生まれ変わる

雨の中のJAZZライブ
数人の聴衆を前に
力いっぱい演奏する若者たち
眩しかった

セージの風薫る丘に登り
深呼吸した
今まで気づかず抱えこんでいた
背中の荷物を
ゆっくりと降ろす

自分自身に帰れる場所に
いつかまた戻ってこよう

投稿者

東京都

コメント

  1. 20数年前に、ぽえ会に投稿した詩を、こちらに投稿させて頂きました。神戸に仕事で行った時の旅を書いたもので、今の自分と言葉の使い方がやや違うのですが、そのまま失礼いたします。

  2. @ayami
       さまへ

     拝読させていただきまして、第一連目から情景がありありと浮かんでまいりました。
     私も、社会人になってから色々思い悩むことに疲れて、学生時代の友人と有馬温泉で
    一泊しました。翌日はロープウェイに乗ってハーブ園に行きました。
     私の見た神戸と、同じ光景ではないだろうayamiさまの目にされた神戸が、生き生きと
    力強く伝わってきて、惹き込まれました。第五連目と最終連、…ayamiさまらしくて好き
    です。(^^)

  3. @リリーさまへ
    コメントありがとうございます! 20数年前に、神戸での仕事が終わり、新神戸駅から新幹線に乗る前に、立ち寄ったのが布引ハーブ園でした。リリーさんと同じ景色を見ていたと思います(^^) リリーさんにとっても懐かしい場所なのですね。昨年、久しぶりに神戸に行ったのですが、なかなかハーブ園に行く時間はなく、またいつか行きたいです。有馬温泉、疲れが癒されそうでいいですね!行ってみたいです。その土地に行くと感じるものがあり、詩にしておくのも良いですね。

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