月が沈む

道化が片目なら
少女が片手なら
溺れた井戸に
何を沈めたい

繰り返す愛を
歌い尽くした後
紫煙を吐いて
路地に立つ

正しさが
人じゃ無くなる迄
花で飾った
悲しい嘘を売る

海を洗う
山桜桃
影踏み鬼
脊椎にある
窪み

明星が
外套を着込んで
黙ったきり
空を仰ぐ

投稿者

神奈川県

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。