065

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あなたは
空の下に
鳥籠を置いた

わたしは
空の下の
鳥籠で生きた

雨 日差し
霙 木枯らし
遮るものが何も無い
鉄格子の中

それでも
心地好い風が
吹き抜ける日もあった

ある日
あなたはいなくなって
空の下の
鳥籠の扉は開かれた

わたしは
忘れかけていた
自分の翼を
大きく広げてみたが

飛べなかった

空を知りすぎたわたしは
飛べなかったが

悲しくはなかった

わたしは
空の下の
鳥籠でこれからも生きる

自由なんて
憧れるだけでいい

投稿者

東京都

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