心感デッサン20

心感デッサン
2024.6.30
by frogmorton
    
“故郷では 受話器ごしに 蛙 鳴く
 雨露に 人は 梅雨 蛙には 潤い”

時折 心が 渇く 瞬間 あり
 何時も 湿って いたいのに

そんな頃は 何故か 闇に 支配され
 誰の声も 避ける 己が 居り

寂しさ 悔しさ 苛つき 躁鬱感
 敢えて 孤独 に 飛び込む

後ろから 消しゴムを 投げられ
 いじめ と 取るか からかい と
取るか

“火の無い処に 煙は 立たぬ”

魂が 上に 引き寄せられる
 朝方 わたくしを 呼ぶ

其に 従いたい だけなのに
 抜けずに 苦しんだ

尻尾を 噛り取った 脳内消滅
 生き物は 其処まで成るか

恐怖と 憐れみすら 感じ
 裸足で歩く 老いた 青年よ

開いた 瞳孔に 映るは
 すみれ咲き誇る 國 か

善を 語り
 善を 思い
  善を 成す

蝿が 飛び交う 牛の 骨
 ロープが ギシギシ 揺れる

そうで在りたく ないのなら
 全うに 生きよ と

きっと 神は そう 云うでしょう…       
       

 

投稿者

東京都

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