ディエン高原にて
迷い込むようにしてたどり着いたのは
天上の世界
この星の内部の匂いと外部の匂いをあわせもつ
異形の世界
人々は暮らしていた
下界と変わらず下界よりもひっそりと
ただそれだけですべてを放り出せそうな
笑顔で
ここに古くも新しい信仰が
終わりを感じさせぬ老いは山々のそれだ
天上の人々は無数のしわで笑う
迷い込むようにしてたどり着いたのは
天上の世界
この星の内部の匂いと外部の匂いをあわせもつ
異形の世界
人々は暮らしていた
下界と変わらず下界よりもひっそりと
ただそれだけですべてを放り出せそうな
笑顔で
ここに古くも新しい信仰が
終わりを感じさせぬ老いは山々のそれだ
天上の人々は無数のしわで笑う
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コメント
人々は暮らしていた
下界と変わらず下界よりもひっそりと
ただそれだけですべてを放り出せそうな
笑顔で
このフレーズ、好きです。
無数のしわというのもいいですね。静かな積み重ねを想います。
長谷川さん、ありがとうございます。
時間に醸成された無数の皺で笑う人の人間的な美しさに惹かれて書きました。
この詩のような笑顔(^ー^)の世界(次元)があるといいなあ すてきだなあと、この詩から想像しました。この詩好きです。
こしごえさん、この詩が好きだと言ってくれて、嬉しいです。ありがとうございます。
旅先での感動をそのままパッケージしたような詩ですので、ある意味、私にはこの世界が確実に存在しているものだという実感があります。
ああ!ディエン高原の人々は、すてきな笑顔で生活しているのですね♪ああ、そういう世界があることが うれしいです。あぶくもさんは素晴らしい体験をしましたね。(^ー^)
画像検索してみましたが、たしかにグッとくる景色があって、これを生で見たらオレも似たような詩を書いてしまうのかな。
トノモトショウさん、機会があれば是非訪れてみてください。
私ははるか昔、学生時代にバックパッカーで訪れたのですが、ジャワ島の中でも趣の異なる場所であったのでこの詩とともに印象に残っています。