追善回向

翳りなき陽を浴びて
砂浜を駆けるあなたよ
蟹の群れる波打ち際で
あなたを抱きとめた
さざ波が心地よく
吹く風にブロンズの
髪を靡かせ

私の恋心を揺さぶる

戻ることの無い
時間と曖昧な言葉だけが
想いでの中で燻り
また紺碧の空を
吹き去って行った

もう
会わずの誓いから
幾年月が過ぎ
未だなお燻り続ける
未練

大海を前に襟を正す
合唱

天の城で眠るあなたに
この花をささげる

投稿者

富山県

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