千年前

私の母親は神戸で生まれて
太陽と相思相愛 分裂した
東奔西走 
電光石火 ぺっぺっぺっ
そんなんじゃまだ遅い

影千振 にわか雨 
引っ叩かれて 痛え
髪を切られるのが嫌で 
耳が切れた また痛え

謝るお母さん
冷たくもなく 温かくもなく
どうでもよく 心地良いだけ

胸がはるのです
春春春
はると突き抜けて背中に疾風怒濤
千羽鶴様 頼りになりませぬ
身も 世も 
ばあら ばあら
沢山の東西南北 羽織って
五月蝿えなあ 
真新しい靴履いて
隙間から殺気が溢れているじゃないか

布団に包まり私は列から離れた

極楽浄土 べろべろばあ
水と油 斬り捨て御免

学校をサボって一緒にラーメンを
啜ってりゃええ

投稿者

埼玉県

コメント

  1. 自分には正直ここで何が描かれているのかは、本当にぼんやりとしかわかりませんが、言葉の連なりの気持ち良さが自分の感性を刺激してくれました。

  2. 母親の生と死
    連なる想いを書きました
    僕の書くものは詩と呼べる要なものではございません
    近寄り難いものだと思いますが
    コメントをありがとうございました

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