ワラウドール

笑い笑う時は捨てられ
疲れた手を振る
流れるバスから見た
あの日の街に
君が居たのは本当なのか

話し話す時は過ぎてき
ぬるい手を握る
流れる涙が見た
あの子の顔に
僕が居たのは本当だろうか

風だけが通る部屋に
熱いスマホを投げ
疲れた手を握る

見えない傷も 言えない傷も
見えない嘘も 言えない嘘も
包まれた言葉
君だけが送る
震えた声で

笑う
笑う
君に
「本当」は言えないから
嘘をつきたくないから

裸足のままで君を追いかけたり
疲れた君を掴める
そんな僕はもういない
このまま消えるの?

消えない傷が 消えない嘘が
消えるように 消えるように

笑い方を思い出して
あの頃の僕を壊して怖くなって
君は泣いていた
鳴いていた鳥と同じだろ
声を上げて繰り返して止まらなくなって
僕と泣いていた
鳴いていた

これからも
明日が続く
明日が続くように
僕も続く
明日に消えるよ

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