丘の上

焼けただれた丘の上に
君は光を蓄えて
その瞳には
青空ばかり色彩で

世界のあどけない持続の中へ
素朴な銃声ひとつ通れば
左から右へ
雲はつれなく引かれ

君は錆つき膝を抱えて
時間の代わりに土を食む
低い街には卵を買いに
ぞろぞろ集まる人の群れ

投稿者

埼玉県

コメント

  1. 詩だなあ。素敵でした!

  2. @あまね/saku
    ありがとうございます

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