新法案

お母さんとお父さん、どっちが好きって
昔から必ず子どもに訊くあれ
いい加減 法的に禁止にしてくれませんか

どっちがいいか選べって云ってるんですよね
子どもがもしもキライって云ったら どうするんですか
あんたなんか知らないと そっぽを向くんですか
子どもが気に入るようなひとと交換してくれるとでも?

子どもに嘘をつかせる 最初の行為は
おそらくこの質問ではないかと
私は思うのです

どっちも選べないのに
目の前の質問者のほうがいいと云ってしまう
本当は好きとかキライとか そんなこと以前に
子どもにとって貴方たちは あくまで親であって
それ以上でもそれ以下でもないはずなのに

こんなくだらない質問を今後一切子どもに投げかけないよう
児童福祉法の禁止事項にでも
きっちり定めてもらいたいものです

子どもに気に入られたいのなら
まずは貴方たちがしっかりと
子どもを大事に思っていること
生まれてきてくれて 本当に嬉しかったんだよって
伝えてあげるのが先でしょう
あなたのことが大好きなんだって
ぎゅって抱きしめてあげるのが先でしょう

これ以上 何の得にもならないようなくだらない質問は
子どもに投げかけないであげてください
どっちが好きか選べっていうのはつまり
子どもに条件を突き付けてるのと同じことだって
いい加減 気づいてください

悲しい嘘を覚えさせないであげてください
罪の意識を 植え付けないであげてください

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最後までお読みいただき、ありがとうございます

子どもの頃に、おそらく誰もが一度は訊かれたことがあると思います
その時、なにか違和感のようなものを感じませんでしたか

この世で最もくだらなくて意味不明で
それでいて、とっても残酷な質問ではないかと
私は思うのです

投稿者

東京都

コメント

  1. うーん、どうだろう。法案まで行くとナイーブ過ぎますよ。それこそ過剰法案になってしまうので。
    ただ、息子が親に奉仕ししたり、献身してしまって自分の人生を棒に振ってしまうのは、親に問題がある気がする。
    この質問は、息子にピエロを演じさせるきっかけになる言葉なのかも。

    ポエジーを大事にすると良いと思いますよ。つまり、比喩的に集約してまとめるというか。歌といえば歌なんだけど、エッセイ歌みたいな趣もあるので。言いたいことが伝わって良いんですけどね。とてもあったかくて。そこだけアドバイスさせて頂きます。

  2. 荒川濁流さんへ

    いつもありがとうございます!

    法案はたしかに云いすぎた感は否めません、自覚してます^^;
    しかし、それくらい云っておかないと
    という思いのが強かったもので

    この質問ってされた方は、モヤッとするというか
    心の中に「違和感」みたいのがずっと残るというか
    他の人は違うのかな、私はそうだったんで

    子どもには、嘘をつくなと云うくせに
    無意識に子どもに、嘘をつくことを教えてしまっている
    そういう質問など、もうしないでもらいたい
    そんな願いからの詩でした

    ご指摘くださったように
    表現が直接的過ぎましたね

    ありがとうございました

  3. どっちも好き、っていう答えを期待しているんでしょうねきっと。

  4. たかぼさんへ

    コメント、ありがとうございます!

    どっちも好き、で納得する親だったらとても平和ですけど
    どっちの方がより好き?って、さらに追い打ちかける親もいますよね?
    あんたはあっちの方も好きなのか?とか

    その子どもの親は貴方たち二人しかいないんだから
    わざわざそんな質問、子どもにぶつける必要もないだろうと

    ありがとうございました

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