UFOの話し相手
君はたぶん、あちらの星のことを語りたいのであろう。
しかしそれは愚痴ではないのか。
しばらくはこの波音を聞け。
そして科学的能力がわたしの母を連れ戻すことを。
君はたぶん、あちらの愛が失われたことを言う。
それはここでもおなじなのである。
神秘的な感想は聞きたくはない。
ただ、失われた愛のなつかしく思い出すのであろう。
時間と次元をおりたたんで。
確率と重層をうとましく思いつつ。
ひらかれた世界のめまいするこんとんのなかへと。
君とともにこれからいくことをゆるすのである。
あさましいわたしは腹をすかしている。
そこにある〈海の家〉で。
やきそばをたべてから。
もうすこし君の話を聞いてもよいだろう。
コメント
@りんね
さんへ、コメントありがとうございます。最近は海の家も働き手不足で、やめられるところが多いようです、せめて銀河の〈星の家〉は、いつまでもやっててほしいです、そして星入りやきそばも。