やっぱり俺はひとり

缶コーヒーと煙草があれば
生きられるよね
お前が俺に言っていた
そんなお前が良かった。

料理なんて嫌いなの
やれば出来るのよ
作ってくれなかった
そんなお前が良かった。

ヤンチャな事は卒業だと
そう言っていた
俺と会えば優しい目になる
そんなお前が良かった。

お前には障害がない
俺は障害があるんだ
俺は疎外感が強かった
お前は劣等感があった。

お前は言葉に出さなかった
俺も言わなかった
でも通じあっていた
そんな気がしたんだ。

お前とよくケンカもした
俺を障害があるとは
思ってなかったから
本気で喧嘩をしてきた。

女にはやっぱり勝てない
男は女に弱い
俺も最終的に負けていた
俺に遠慮して逃げる人が多いのに。

当たり前のように
出会って、
当たり前のように
付き合って、
当たり前のように
愛し合う。

そして、さよなら
永遠はないさ
やっぱり俺はひとり。