風の中を歩く

なでられた髪は
少しはしゃいで、ため息をつく

あの道を曲がると
君の家へと続く道

でも今日はやめておこう
きっと
これからもずっと

今 
呼吸をしているのなら
もうそれだけでいいと

変わらぬ街の片隅で

何かが満ちて

引いて

すこしだけ
あふれた

投稿者

コメント

  1. 切ないですね。
    最後が素敵です。

  2. @あぶくも
    さん、コメントありがとうございます。

    この詩を書き終えた時、切なさと同時に
    不思議と何かを手放せた清々しさ
    のようなものを、感じることができました。

    「最後が素敵」とのお言葉もありがとうございます。
    (とても嬉しいです。)

    このたびは読んでくださって、
    そしてコメントもありがとうございました。

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