苦笑い
「苦笑いをしたのは
ブラック・コーヒーを飲んだからでも
好きな子がこっそり鼻をほじったからでも
ないんだよ
「苦笑いをしたのは
さほど苦しくもない人生を
とりあえずは苦しんでみる自分に気づいたのに
苦笑いすらできなかったからなんだけど
「それで思わず苦笑いをしちゃったんで
いっそう苦笑いをしたんだよ」って
自分の苦笑いに
申し訳なさそうに
いま一度
彼は苦笑いをした
「苦笑いをしたのは
ブラック・コーヒーを飲んだからでも
好きな子がこっそり鼻をほじったからでも
ないんだよ
「苦笑いをしたのは
さほど苦しくもない人生を
とりあえずは苦しんでみる自分に気づいたのに
苦笑いすらできなかったからなんだけど
「それで思わず苦笑いをしちゃったんで
いっそう苦笑いをしたんだよ」って
自分の苦笑いに
申し訳なさそうに
いま一度
彼は苦笑いをした
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コメント
出来のよしあしはおいといて。
5分くらいで書いた詩です。こんなに短時間で書けたのって、もう思い出せないくらい何年振りだろうか…(遠い顔)
はじめまして
彼ははじめから最後までずっと苦笑いのままなのですね
纏まりがあっていいのかもしれませんが
詩としては少し退屈かも、と思ってしまいました
(あくまで個人的な感想ですが)
ちょっとミルクを加えてみたり、砂糖を入れて甘くしてみる
っていうのも手かもしれない
苦笑いじゃない笑いを、彼にしてもらいたいなあ
なんて、ふと思ったりしました
冒頭のはじまり方、結構好きです
@雨音陽炎
さん コメント、ありがとうございます。
確かに少し贅肉の多い詩になっているかもしれません。
もうちょっと軽快にいければ。