月曜日のアイス

私の目の前で孵化した命
私の目の前で止まった命
どれも同じだった
だけど
溶けて落ちたアイスは
美しかった
なぜだろう

私の目の前で蒸発した悲しみ
いつかの喜びに似てた
私の目の前で溶けたアイス
いつかの喜びに生きてた

私のアイスは溶けて消えたのに
何故か笑えた
あんなに昔だったからかな
純粋な気持ちが残っていたから?
あの時の僕には誰かがいたからかな?

今の私には月曜日だけが残った
今アイスも死んだ。

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コメント

  1. 私の目の前で蒸発した悲しみ
    いつかの喜びに似てた
    私の目の前で溶けたアイス
    いつかの喜びに生きてた

    この連が好きです。

    今の私には月曜日だけが残った
    今アイスも死んだ。

    なぜ、月曜日だけが残った、のだろうと思いました。いつか、ではない 月曜日?ん、私には読解力が不足しているので、今は、分かりません。でも、今は 今、なんですね。

    今 愛す も(も)死んだ、と アイス を愛すに(勝手に)言いかえるとなんか これすごいかな、と思います。

    タイトルと詩本文とのバランスも良くて、すてきな詩。

  2. @こしごえ
    ありがとうございます。

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