０７０
物思いの先に
秋がとまる
キバナコスモスの先に
ツマグロヒョウモン
夏のような時間が
漸く終わろうとしている
熱風と湿気に
塗りこめられていた
思い出と思い入れと
思い上がりと思い込みが
漸く動き出した
ぼんやりした
眼差しと足取りで
見慣れた迷路を
彷徨うことができる季節が
漸くやって来た
物思いの先に
秋がとまる
キバナコスモスの先に
ツマグロヒョウモン
夏のような時間が
漸く終わろうとしている
熱風と湿気に
塗りこめられていた
思い出と思い入れと
思い上がりと思い込みが
漸く動き出した
ぼんやりした
眼差しと足取りで
見慣れた迷路を
彷徨うことができる季節が
漸くやって来た
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コメント
漸くやって来ましたねー♪
「思い出と思い入れと
思い上がりと思い込み」
ここ、良いですね。
繊細。
物思いの先に
秋がとまる
この2行だけでも
何度も何度も読み直して
何度も咀嚼して。
夏のような時間が
漸く終わろうとしている
この2行にも心を奪われてしまいました。
夏のような時間
夏のような
濃密なむせるような時間を過ごした記憶や証。
すいません、貧弱なボキャブラリーでしか語れませんが。
物思いの先に
秋がとまる
そうですね、この二行に写真がバッチリ！心に響くので「画詩」として公開なさる場合でしたら、もしかしたら……二連目はなくても伝わるかな？とか勝手に思ってしまいました。＾＾
どうしてこんな……じんわりと心に沁む言葉が、nonya様には湧き出てくるのでしょうか？嫉妬してしま程、素敵です！
私も一連目にやられました。
@あぶくも さん
＞コメントありがとうございます
とっても長い夏休み、というか拘束期間でした(笑)
出歩かないと頭も働かなくなるようで、一行も書けませんでした。
ようやく「秋」がやってきましたね。風が心地よいです。
と言ってもネタがあまりないのですが、頑張ります(笑)
@たけだたもつ さん
＞コメントありがとうございます
丁寧に読み解いていただいて、感謝です。
考え事をしていて、ふっと視界の端に色が掠める感じ
フォーカスを合わせると花と蝶、みたいな感じですね。
「夏のような時間」は連日の猛暑に憎しみをこめました。
おまえなんか「夏」じゃないんだぞ、と(笑)
@リリー さん
＞コメントありがとうございます
確かに画詩だったら２連目はいらないのでしょうね。
ただ、よく見かけるんだけどこの蝶々ってなんだっけ
という蝶々の名前をあえてカタカナで書くのが
気障で良いかなと思ってしまいました。
たぶん、私の一番良くない癖なのでしょうね。
@たかぼ さん
＞コメントありがとうございます
一連目だけでやめても良かったかもしれません。
皆さんに褒めていただいて、だんだんその気になってきました(笑)