白秋紙片
ふらりふら ときめくように ふりつのる
*
まっしろな
肌にふれ
頁をめくり
角をおる
黒いシミ
ミミズ腫れ
汚れたユビと
虫の死ガイ
ぽっかりと
あいた穴
かわいた色と
カビた匂い
ぱあらあぱ
アコーディオン
くりかえし
おりかえす
秋がふる
ゆめをみる
まっしろな
紙になる
*
おもむくままに おもむくままに
ふらりふら ときめくように ふりつのる
*
まっしろな
肌にふれ
頁をめくり
角をおる
黒いシミ
ミミズ腫れ
汚れたユビと
虫の死ガイ
ぽっかりと
あいた穴
かわいた色と
カビた匂い
ぱあらあぱ
アコーディオン
くりかえし
おりかえす
秋がふる
ゆめをみる
まっしろな
紙になる
*
おもむくままに おもむくままに
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コメント
とても心地よいリズムで読ませて頂き、アコーディオンの繰り返しが聴こえてくるようでした。
本の紙のページをめくる質感が、懐かしく、秋の夜長に自由に、読書したくなりました。
ぱあらあぱ アコーディオンの調べに乗って、紙の本の存在感が すてきに伝わってきます。
紙の本好きなんです。
おもむくままに おもむくままに
おもむくままで、いいんだ、と思えて この繰り返しも いいです。