あのネ 私ネ 石だった気がするの
別に、なにかを目指しているわけでもなく
風に乗ってやってきた 潮風に運ばれてやってきた
そして、思うことは 置かせてくれて、ありがとう

あのネ 私ネ 人を愛したことがなかった気がするの
別に誰かを欲しているわけでもなく
ただ、ここにいたくて、ここにいた
生きていたくて ここにいた
そして、思うことは 心配かけて、ごめんね

あのネ 私ネ 生まれてきたかったわけじゃなかった気がするの
ただ、流星に乗って 辿り着いたのが、このお国
流れ着いたのが、このお島
そして、願うのは いつでも私をよろしくね

投稿者

静岡県

コメント

  1. この詩の冒頭部分を読んで真っ先に浮かんだのは
    中島みゆきの「昔から降る雨」でした

    いま、わたしの身体に降り注ぐ雨はとても冷たいけれど
    だけどなんというか、ずっと前から知っている
    懐かしさを感じさせてくれる雨でもある、と

    世界中の誰もが敵に見えて
    自分ひとりが取り残されたような気持ちになっても
    本当は全然そんなことはないんですよね

    生まれたいと思って生まれてきたわけじゃない
    でも、こうして確実に生きていることに変わりはなくて
    せっかく生まれてきたからには
    誰かといがみ合うのではなく
    出来たら、仲良くしたいところ

    よろしくねって
    互いに笑い合える関係性を
    出来るだけ多く持ちたいものだな、と

    そんなことを思ってみたりしました

  2. 中島みゆき的な湿り気や土着の精神は私は理解出来ます。地方人から見た地に足のついた都会ですね。
    早速歌聞かせてもらいました。Youtube。いい歌です。魅力的なイントロダクションからなる曲ですね。こんな素敵な歌に私の書いた拙い詩を被せて読んでくださり、光栄です!
    他人を十二分には愛せなかったかも知れないと言うことへの弁解と、それでもそんな私をよろしくねという両方の思い、あります。

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