嘘
嘘つく時、うんうんうんって
目をしっかり見ながら
三回頷くきみが
好きだったんだ
四回頷くようになって
目を見ていいのかわからなくなって
嘘ついたあと
五回頷くきみの目は
もう見れなくなった
嘘、得意じゃないのに
ごめんね
信じるふりさせて
ごめんね
とは言わないで
最後だから
お互いに目を見て
言葉は出なかった
泣かないで
優しいな
さようなら
嘘つく時、うんうんうんって
目をしっかり見ながら
三回頷くきみが
好きだったんだ
四回頷くようになって
目を見ていいのかわからなくなって
嘘ついたあと
五回頷くきみの目は
もう見れなくなった
嘘、得意じゃないのに
ごめんね
信じるふりさせて
ごめんね
とは言わないで
最後だから
お互いに目を見て
言葉は出なかった
泣かないで
優しいな
さようなら
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コメント
おはようございます。
子供のときは「先生、さようなら」と毎日あいさつしていたと思う
少なくとも、令和の現在では、職場で「お疲れさま」は口にしても
「さようなら」は退職する人からも聞いたきおくが全くないから
ふだんは大人は社会生活のなかでの使用はダメな言葉のようだけど
社会人たるものは、外に出たら、全員を敵と思えと教わってない
のは、この作品のような優しさを忘れているのかもしれない と
さよならと言える勇気も優しさ と
それが嘘でも勇気がないと言えない言葉だと思いました。
(詩作品のなかではしょっちゅう聞くけど ペケ
さようなら、確かに使わないと思って今日気にして過ごしていました。が、2回使っていました。交通警備員さんとかに。退職する時は、さようなら!と泣きながら叫びました。好きで、もう会えないと思ったら、使うのかなー
優しい嘘、ですね。
@こしごえ
正直に 生きれば大嘘つきになり 川柳