さよなら
深夜、眠っていると
枕元のプラットホームに
音のない列車が到着する
しばらく停車して
また音もなく発車する
乗りたくても乗れずに
ずっと見送り続ける幼い僕の
後ろ姿が見える
さよなら、だけで
できている世界は
いつまでも優しい
深夜、眠っていると
枕元のプラットホームに
音のない列車が到着する
しばらく停車して
また音もなく発車する
乗りたくても乗れずに
ずっと見送り続ける幼い僕の
後ろ姿が見える
さよなら、だけで
できている世界は
いつまでも優しい
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コメント
出会いは好き、別れも同じくらい好きです
さよなら、を言える人を尊敬します。
さよなら、を言える強さが、この詩にはありますね、しかも、優しい強さですね。
私の場合、さよならは、言いたくないと思っていて。
例えば、亡くなった方には、「さよならは言わないよ。またね」とか言っちゃう。ふふ。
でも、最近は、さよならもいいかなあ、と思う時も(も)あります。さよならを思ったり言うことで、前へ進めると思うからです。
この詩のおかげで、そういうことも、あらためて思えました。
たもつさん、ありがとうさま♪☆^^
最後の「優しい」が意外でした。「寂しい」かな? と思って読んでいましたので。でも「優しい」がたもつさんらしいと思います。
いつまでも優しいのだけど
見送り続ける僕が
永遠です
@花巻まりか
花巻まりかさん、コメントありがとうございます。別れはいつも胸のなか、ですね。
@こしごえ
こしごえさん、コメントありがとうございます。さよならも、またねも、強さも優しさも、すべてが静かに降り積もってくれればいいな、と思う時があります。
@たかぼ
たかぼさん、コメントありがとうございます。別れは胸の中でいつも寄り添ってくれている気がします。
@那津na2
那津na2さん、コメントありがとうございます。永遠にいつまでも、ずっと、ポツン。