大雨のあと

大雨のあとのあとしまつ
歩くところどころに
小川ができる

人の手が入つた小川であるが
高みから低みへ
卆なく流れてゆくのだ
それは二股に分かれていつて
茅の茂みの方と
産廃の盛土の方へ、、、

それでも
二三日日照りが続けば
小川はあとかたもなくなる
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あとかたなくなるも大雨のあと
なくなるものはなかつたことと
小川はそれでも
同じ筋々に現れるのだ

投稿者

山口県

コメント

  1. 不思議な手触りのする詩だと思いました。胸のある一部を引っ掻いていくような。他にコメントのしようもないのだけれど、なんか好き。

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