芳
とじている花に 咲け
と言葉をかけても彼女はまだ準備が整っていない
にぎやかな中で ふと
周りを見ると咲いていた咲いていた
勝手にやってくるものもある
×
「おなかが勝手に減るように、勝手に咲くことがあるということ?」
「そういうことだね、それまでに何を食べてきたかは重要になるけど」
×
「食べてきたものが自分を造っているように、食べてきたもので咲き方が決まるってこと?」
「決まっているわけではないよ。どう咲きたいのか誘導することはできるということ」
×
「どうやって?」
「自分で自分を導いて」
×
「でも、どう導けばいいのかわからないから、みんな悩むのよ」
「ならとりあえず咲いてみるんだ。そして、それを繰り返す」
×
「勝手に咲くのに、誘導できたり、とりあえず咲いたりできるの?」
「いまの時点での自分を咲くままにまかせるか、次への糧としたり、得た糧でもって咲かせるのか」
×
「その場合の 咲く は何かの比喩?」
「そうだね」
×
「はなさかじいさん」
「並べ替えると、はかなさじいさん」
×
「儚さ自慰散」
「そう変換させるものはなんだろう?」
×
「いまの自分の気持ちが言葉をどうとらえるかってこと?」
「恥か? 否、讃さ! って叫びながら走り出したりする」
×
「はじかいなさんさ」
「おもしろいほうこうに向かう」
コメント
なんか、深くて面白くて好きです
@雨音陽炎
コメントありがとう!
ふかおもおおきに。