午睡
気泡を抱いて眠る
葉っぱの生る木に
今年も葉っぱが生ったよ
そう教えてくれた人の
顔と名前を思い出すのに
半世紀以上かかった
子供たちのふざける声が
外から聞こえてくる
季節の順番だけは
ずっと変わらない
してきたこと
したいこと
しなければならないこと
それらすべてを
積み重ねて
子供の声が遠くなっていく
救急車のサイレンに紛れて
ポコポコと音がする
わたしがわたしの肺の中で
溺れ始めている
気泡を抱いて眠る
葉っぱの生る木に
今年も葉っぱが生ったよ
そう教えてくれた人の
顔と名前を思い出すのに
半世紀以上かかった
子供たちのふざける声が
外から聞こえてくる
季節の順番だけは
ずっと変わらない
してきたこと
したいこと
しなければならないこと
それらすべてを
積み重ねて
子供の声が遠くなっていく
救急車のサイレンに紛れて
ポコポコと音がする
わたしがわたしの肺の中で
溺れ始めている
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コメント
午睡うつらうつらと(一階の)仏間の畳に耳つけてたら似たような子供の声や昔の出来事や悔恨などが耳の奥でつーんと…中也にも午睡の詩ありますよねー
@三明十種
三明十種さん、コメントありがとうございます。昼寝をするといつも子供の声と救急車のサイレンが聞こえる気がします。
わたしたちは時の流れ、を何かの言い訳にしてるのかな。
こんにちは。
強く感じました。
地に足をつけて
なんだろう、なんでしょうね
一読者として
読後感は伝えようもないでしょう
お邪魔しました。
寒暖の差が大きすぎて
体も頭もついていけません。
ご自愛ください。
大仰ですね。