青春

指と指の間から
零れ落ちていくそれが青春だと
零れ落ちていくそれを左手ですくい
左手から零れ落ちたそれを右手でつかもうとする
もどかしさに胸をかき
からっぽであることにはたと気づく
ぬるい春の午後

投稿者

コメント

  1. もどかしさが うまく表されていますね。

    からっぽであることにはたと気づく
    ぬるい春の午後

    ここ、好きです。
    からっぽであることに、気付ける人は、もしかしたら、幸せな人かも。自覚がある人は、ある意味、すてきです。

  2. からっぽであると気付いた僕は、それ以後七転八倒、からっぽを埋める為の何かを探してきましたよねー探していましたよねー今でも探していますけどねー自分の身体が砂山のようにサササササーッと崩れていく感じでしたねー最後の2行がいいよねー僕は当時の自分の部屋の光景を思い浮かべてしまいましたよー

  3. @こしごえ

    ありがとうございます。
    自身で読むと、なんだか気取ってるなあ、って思ったり笑
    ぬるま湯でぬくぬくと、
    読んでもらって、掬い取ってもらえるのは
    嬉しいです。
    お邪魔しました。

  4. @三明十種

    お読みいただきありがとうございます。
    息を少し、ふっとはいて、肩の力を抜いて
    そんなコメントいただいた気がします。
    よく分かんないですね笑

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