いつまでも心の中に
歩いていてふと湧き起こる
昔読んだ詩の言葉やリズム
今も私の中の奥底で
音楽を奏でている
私を形づくり
そこから日々の言葉は
生み出されている
詩は私を自由にしてくれた
新しい視点を与え
もやもやしていた現象を
巧みな言葉で削り取り
輪郭を与えてくれた
生きるとは何なのかを
様々な言葉で
捉えようとする試み
既成のものに捉われない
自由な感性に触れ
そこにある、生きているものたち
沈黙しているものたちが
きらきらと光り、瞬く
永遠の残像となって
コメント
言葉が「私を形づくり」というのがいいですね。まさに人はパンのみにて生きるにあらずですよね。また「詩は私を自由にしてくれた」というのもいいですね。詩はそうあるべきですね。心がけたいと思います。
@たかぼ
コメントをどうもありがとうございました。学生時代によく読んでいた、谷川俊太郎さんの詩を思い出しながら、僭越ながら、詩を書かせて頂きました。昔読んだ、心を自由にし、言葉の力を教えてくれた詩たちを、もう一度読んでみたいと思います。
詩が心の糧などになっているのが、この詩から伝わってきます。
この詩を拝読して、いつまでも心の中にある存在たちを思うと、ほっと安心出来ます。
@こしごえ
コメントありがとうございました。詩に救われたり、希望を見つけたりしながら、詩は心の奥底に静かに染み込んでいきます。お守りのような詩をたくさん心の中に持って、日々を生きていきたいですね。
ぼくも、たとえば、まんまるの毛並みの肉球の獣からも、詩を教わっているような気がしています(関係ないですね、)。
それはさておき、きっと失なうことのないものなんだろうなって、読んでいて思いました。理屈やらなんやらではなくて、なにか自然と、ある。ふと出てきてくれたり、それでどこかが溢れたり。それは、本当に必要なものなのだからだろう、などとおもいをめぐらされました。
@ぺけねこ
コメントありがとうございます。詩って言葉だけではないですよね。肉球の獣や花や自然からも、詩のようなものを受け取ることがありますね。求めていると必要なものが与えられるときがあります。詩との出会いも必然で、言霊が自分の中に宿って、芽を出して大きく成長して、別の形で出てきたりしますね。
詩を書く時の気持ち大変共感しました。
沈黙していたらもやもやうつうつとしている気持ちたちが言葉にすると輝きだすのですよね。改めて、詩を書けることや、こういった素敵な詩を拝見できることに喜びを感じました。
@ザイチ
コメントとお褒めの言葉をありがとうございました。心の中に生まれたものを、どのようにして言葉で表現していくか、言葉の限界に近づいていく作業が好きなのかもしれません。素敵な詩との出会いは、人生を味わい深く豊かにしてくれますね。