空想過酷小説
彼女には事物より観念の方がありがたかった
観念のためとあらば事物を曲げることすら厭わず
マンデラ・エフェクトですか
あれは本当に事物が歪んだのだ
それはまぁいい
どちらに話を広げようか
骨身に沁みてわかったことではないのだ
僕が骨身に沁みているころ素通りしたではないか
寂しかった
僕が絶望の淵にいるとき、人は笑えるということ
そりゃそうでしょうな
僕がどこにいるか知りませんからな
世界の片隅の最暗部
それを知っての糾弾かというとそうではない
そうではないのなら幸せでいるほうがいい
ではないか、ではないか
屈辱の内に現実を発見なんてことになる前に
コメント
社会に出る前の若いうちは「屈辱の内に現実を発見」も勉強になるのかも
ですが、お年を召されてから屈辱の内に現実を発見なんてことになる前に
エッセンシャルな土壌で心や知性を育てたいものですねとおもいましたよ
というのも、時間の感覚って齢を重ねるごとに早くなるとおもいますので
社会に出てからこんなはずじゃなかった、社会が悪い、人間社会のせいだ
世界はユダヤ資本でがんじがらめだ、政治家は馬鹿だ、ネトウヨ、パヨク
なんてなっていくと修正が一年一ヶ月一日過ぎるごとにますます困難になっていくからね。
りゅうさんの内面自動書記のような作品は、
たくさんのことを示唆してくださっているようで繰り返し読んじゃいます。
ありがとうございます。
リアルな現実空間を想像してみたり、ネット空間を想像してみたり、作者の脳裡の奥のほうにある虚構空間を想像してみたり、あれこれ考えてしまいました。
寂しかった
僕が絶望の淵にいるとき、人は笑えるということ
ここのフレーズは、ちょっと泣きたくなった。…笑えるということ。
>らどみさん ありがとうございます。内面自動書記という言い方、うれしいです♪
>長谷川さん ありがとうございます。自分で思ったよりも物語性が出たような気もします☆