6年ぶり

削蹄に疲れた友人が酒で尻を振る。
心が燃えて体が走るのがダンスであって、酒を爆発させるのは健全じゃなく。
反芻まで覚えてきたようで、流石に目を背ける。

学生寮でオレの部屋もオマエの部屋もなかった頃の癖は抜けて無いのか。
オレの枕に右脚を傾て寝やがった。
相変わらずイビキはかかないので、置いといてやる。

昼飯時に海坊主よろしく、のっぺり起きてきたのでコーヒーを淹れてやる。
パッションで沸かした湯か?
などと宣いやがるので、愛を込めてローキック。

投稿者

神奈川県

コメント

  1. コメント失礼します。

    6年、という月日は、お互いにどんな影響を与えたのだろうか…
    変わったとこ、変わらないとこ、機微にふれるかのよう。
    久しく会っていない友人の顔が浮かぶ気がしました。

コメントするためには、 ログイン してください。