大いなる意志
「人質」
ああ、そうか
わたしが人質なのですね
何と云って脅されてるんですか
殺すとでも?
心配ないって何回も言ってるの
忘れましたか
わたしには天なる護りがあります
と云っても
空しく聴こえるかもしれませんね
良いでしょう
気が済むまで戦えば良い
祈ることで
助太刀いたします
陰に日向に
あなたのお側に寄り添います
いのちを玩具にする人びとは哀れです
あなた方には仏の慈悲を
「マスカレード」
くるくるくるくる
仮面が踊る
本物のあなたはどおれ
分からないなら
天のかみさまの云うとおり
「オデットとオディール」
王子はオデットに愛を誓いますが
オデットと瓜二つで
妖艶なオディールに騙され
オディールこそ愛するひとだと
高らかに宣言いたします
そこに
オデットがあらわれ
王子は騙されたことに気付きます
オデットと共に
湖に身を投げる王子
ふたりの愛の前に
魔は滅びます
「最強」
愛は最強の祝福です
「オディールの詩」
彼女はいつも自信満々だった
こんなに美しい声、美しい姿で詩っているのだから
男はみんな私の足元にひれ伏して当然
それが驕りだと彼女が未だ気付いてないのが残念だ
「奇跡」
無意味に生かされ生きて
ずっと根なし草のように
異邦人のように
漂ってきた
愛するひとよ
まさかあなたに出会えるなんて
奇跡のようです
私は、とても運が良い女です
愛してます
「ダメな男」
昔から、弱い男に魅了される癖がある
「太陽」
あなたは太陽みたいです
「ユダ」
もっと深く深化して祈ってみないと分からないのですが…
おそらく一方は“ユダ”でしょう
私が肉欲に狂った相手
もう一方が“夫”でしょう
どちらが“夫”か、うっすらとは視えてるんですが…
それも祈る過程で明らかになるでしょう
「アダムとイヴ」
イヴはアダムの肋の骨から生まれた
それは気に入らない
「夫唱婦随」
これも気に入らない
「ひるこ」
なぜ、女性の方から求愛するのは間違ってるの?
私は自立したい
「霊感」
私に霊感は無いと思ってた
何か目覚めたんだろう
ちょっと前は“憎悪”を感じ
この間は無数の霊群
今夜はとうとう女の声がする
特に怖いと思わないから良いのだけど
部屋が寒くて寒くて困る
いい加減、ウザいです。
おーさむっ
追記 痛っ。痛ったーい。バス旅で打った打ち身は、どうやらひびが入ったみたい。
笑うと痛い。今日も良い天気。
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