つれづれ

冬枯れの
野に小雨降る
牛たちは思いおもいに
草をはんだり
寝ころんだり
長いまつげに
露がつく
草千里は今日もおだやか

おだやかです。

冬は枯れ
牛たちのつゆ
はるか草千里こえ

投稿者

コメント

  1. コメント失礼いたします。

    草千里には、中学の修学旅行で行きました。
    季節は夏、晴れていました。
    御詩にある通り、
    牛が寝っ転がったり、草を食んだり。
    とても安らかで、とても長閑な光景でした。

    忘れていたことを想いださせてくれて、
    ありがとうございます。

  2. @山崎 響
    さん

    ありがとうございます
    あまり畏まらないでいただけると、助かります。
    だって、あの光景を、あの風景を
    どこまでも、どこまでもどこまでも
    描けない、ですね。
    たとえ100年たっても、でしたか。
    記憶が曖昧で。
    ただ、もし、すこしでも何かになれたなら
    嬉しい限りです。

  3. 冬枯れの
    野に小雨降る
    牛たちは思いおもいに

    冬枯れで 野に小雨が降っている、そこに牛たちは、のんびりとしている風光が とてもおだやかで和みます。
    でも、よく読むと、冬枯れで 小雨が降っている。ここに詩の情緒などを絶妙に感じさせる力が、この詩にはあると思います。^^

  4. @こしごえ
    さん

    草千里って、強いことばのように思えて
    たぶん持て余すだろうなと考えていましたので、勇気をいただけました。

    読んでもらえたからですね。
    ありがとうございます。

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