登校班の日課
まだ班で登校していた頃
僕のところは学校から遠いくせに
いつもギリギリに出発していた
いつも通学路を走っていた
いつも班長が急に走り出して
いつも置いていかれないように 必死に走った
最初は疲れて 不満たらたらだったが
毎日のように走るから日課のようになってしまった
季節は巡り巡って 最高学年になった
同じ班の子に きつい思いをさせまいと 出発時間を早めた
時間に余裕をもって学校に着けるようになった
しかし日課が消えてしまった
みるみるうちに体力や持久力が減っていった
今の班は皆でお喋りできて楽しいが
昔の方がなんだか良かった気がする
少し寂しい気持ちになった
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