来客
風が戸を鳴らす
カタン
トン
静かに鳴らす
カタタン
トン
客でも来たかと
見てみると
風に寄せられて
落ち葉が乱れ散り
去りゆく秋の
足跡になる
風が吹くたびに
落ち葉は乱れ
占いのように
形を変えていく
カタン
トン
柔らかく戸は鳴り
見えない誰かが
また落ち葉を乱す
風が戸を鳴らす
カタン
トン
静かに鳴らす
カタタン
トン
客でも来たかと
見てみると
風に寄せられて
落ち葉が乱れ散り
去りゆく秋の
足跡になる
風が吹くたびに
落ち葉は乱れ
占いのように
形を変えていく
カタン
トン
柔らかく戸は鳴り
見えない誰かが
また落ち葉を乱す
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コメント
こんにちは。初めてのコメントを失礼致します。m(_ _)m
拝読いたしまして、ふと…作者様は短歌や俳句もなさっておられるのかな?
と感じました。擬音がリズム感を生み出して、視覚と聴覚を組み合わせた詩的な
空間へ誘ってくれる静謐で美しい作品だと思います。
私は第六連目の
風が吹くたびに/落ち葉は乱れ/占いのように/形を変えていく
という表現が好きです。^^
@リリー さん、コメントありがとうございます。
短歌や俳句はやっていないのですが、そう言っていただけたことがうれしいです。^^
静かな、少し寂しい詩ですね。
もう初冬ですが、
この詩のような余韻は、まだ、生活の中で感じることがあります。
カタタン/トン
@長谷川 忍 さん、コメントありがとうございます。
私の地域でも冬至なのに、まだ落葉が盛んです。冷え込む日々が続いているので、もう少しすると散り切ってしまうかな?
今しばらく余韻は楽しめそうです^^