言の葉
現実世界は夢の仮り枕
駈けめぐる思考は錯綜する火花
熱情発火 燃え上がる炎 それは血液 之 色
夢見鳥──とは、あやふやな世界に意識をおく。という事である。
紡ぐ命 仮の音の
宙から降る。宙から降りる。宙から舞い降りる。言の葉よ!
──われを巻き込め螺旋の渦よ!
君の名を知らしめよ
彼方の星の燦めきよ
閃いた光矢で頭上に突き刺さり
──われを巻き込め螺旋の渦よ!
雨の 風の 嵐の ごとく
奇妙な未来の 呪われた廃屋のごとく
感極まって涙する愚かな者 それはこのわたし
──さあ!われを巻き込め螺旋の渦よ!
恐ろしくも美しい言の葉の力で妖しく息をひそませ耳打ちする
それは 時に
それは 時に
それは 時に
コメント
おはようございます。拝読いたしましてコメントを失礼します。
再読しまして、もし……この御作品にサブタイトルを付けると
したら「プロフィール」なのではないだろうか?と感じました。
私では読解力が追いつかず誤読かもしれません。ただ、「生きた
プリズム」と自らの詩について語られる詩書き人である作者様の
原形を、眼にするかの様な印象を受けました。