自慢話
二十歳の頃は
ミニスカートをはいてて
ヒールの靴でもちゃんと歩けてて
脚の骨も
今みたいなO脚じゃなくて
スラリと真っ直ぐで
後輩たちから
「先輩の脚はきれい」と絶賛されていた
美しかった
と
自分でも思う
ある日
脚フェチの男が喰らいついてきた
近鉄奈良駅前のロッテリア
2階席に
お客は私とその男だけ
私はいつものミニスカート姿
隅の席に座り
さりげなく脚を組む
パンティは
正面からしか見えない
その男は
ひとつ席を開けて座り
何度も何度も拾い物をするかのように
脚を視姦し
左手をスボンのポケットに入れ
一生懸命マスをかいてた
果てるまで
マスをかいてた
私の脚を何度も何度も姦し
一生懸命
マスをかいてた
聖なる営みのように
懸命に懸命に
マスをかいてた
私は何度も何度も
その男が果てるまで脚を組み換えた
充分に
美しいポーズをとり続けた
男は
GO To Heaven
イッチャッテ逝っちゃって
去っていった
私は謎のような微笑みを浮かべ
席を立った
コメント
えっと…
大詩人Tさんを最初から意識した訳ではなくて、
書いているうちに「あっ!Tさん風だ。何だ私真似してみたかったんだ」と気がつきました。
駄菓子菓子、
ラストに地が出てしまう三枚目。
どうしてもふざけたい誘惑に逆らえず、
慌てて取り繕ったのですが時既に遅し。
あーあ、残念賞。あはははは☆
氷の微笑のシャロンストーンが思い出されました。最終連の微笑もそれを暗示しているのかもしれませんが。チラリはモロよりもエロいものですよね。
@たかぼさん、
おはようございます。
「氷の微笑」は、正直よく覚えてないのですが、シャロン・ストーンは壮絶に美しい。
「レオン」のマチルダ少女(ナタリー・ポートマン)と並ぶおいそれと触れられないような女性だと思います。
ブスに生まれて良かったです。
ありがとうございます。